ドローン操縦の国家資格制度が2022年12月に始まりました。資格取得には講習を受けることが義務付けられており、指定の講習機関でドローン飛行の座学と実技を学ぶ必要があります。
国家資格には一等操縦士・二等操縦士の2種類があり、より高度な操縦技能が必要な業務に就くには一等操縦士の免許取得が求められます。
こちらでは京都をはじめ全国でドローンスクールを展開するFREEBIRDドローンスクールが、ドローン国家資格の概要や国家資格取得のための講習、資格取得のメリットについてご紹介します。
ドローン国家資格の概要:一等操縦士・二等操縦士の違いや民間資格との違い
◇国家資格制度導入の背景と目的
ドローンの国家資格制度が導入された背景には、主に2つの目的があります。
1つ目は、労働力不足を解決するための新しい産業の創出です。特に運送業界では、2024年4月以降の労働時間規制強化により、トラックドライバーの人手不足が深刻化すると予想されています。
ドローンを活用した配送によりこの問題を解決しようという狙いがあります。
2つ目は、国土交通省のドローン飛行申請に関する作業工数の削減です。ドローンの飛行申請件数は年々増加の一途をたどり、令和3年には75,000件以上に上りました。一定の技能を持つ操縦者には申請を免除することで、国の負担を軽減しようとしています。
◇一等操縦士と二等操縦士の違い
ドローンの国家資格には、一等操縦士(一等無人航空機操縦士)と二等操縦士(二等無人航空機操縦士)の2種類の資格があります。両者の最も大きな違いは、飛行できる空域や飛行方法です。
一等操縦士は、以下のような全ての飛行が可能です。
・レベル4飛行(人がいる場所や航空法規制空域での自動飛行)
・レベル3飛行(目視外・無人地帯で補助者なし)
・レベル2飛行(目視内・自動運転)
・レベル1飛行(目視内・操縦飛行)
一方、二等操縦士はレベル4飛行を除く、レベル1~3の飛行が可能です。
ただし、レベル4飛行を行うには一等操縦士の資格だけでなく、国土交通省認証のドローン型式も必要になります。
◇民間資格との違い
民間資格と国家資格の大きな違いは、飛行の都度申請が必要か否かです。
民間資格では、レベル1~3の全ての飛行において、国土交通省への申請と許可が必要となります。一方で国家資格であれば、原則として申請は不要です。
例えば、以下のような飛行は国家資格保持者なら申請不要になります。
・人口集中地区での飛行
・無人地帯での夜間飛行
・無人地帯での目視外飛行
・人や物件との距離30m未満での飛行
ただし以下のような場合は、国家資格保持者でも申請が必要となります。
・空港周辺での飛行
・高度150m以上の飛行
・イベント上空での飛行
・危険物の輸送
・物件の投下
このように、国家資格の取得によって申請手続きが簡略化・不要となり、より効率的な業務が可能となります。ドローンスクールでは、一等操縦士・二等操縦士を目指す国家資格の教習が提供されています。
国家資格取得のための講習と国家資格を取得するメリット
◇国家資格取得のための講習
国家資格を取得するには、まず指定された講習機関における講習を受講・修了する必要があります。講習では座学と実技の両方のカリキュラムが用意されています。
講習を修了すれば、指定試験機関による実地試験が免除されます。指定試験機関である日本海事協会により技能証明の試験が行われ、合格すれば、最終的に一等・二等操縦士の技能証明が交付されます。
◇国家資格を取得するメリット
ドローン操縦士の国家資格を取得するメリットは、主に以下の3点です。
◆高度な操縦技術の習得
ドローンの国家資格を取得するためには、高度な操縦技術を身につける必要があります。具体的には以下の技術が求められます。
・目視外飛行
・自動操縦飛行の技術
・夜間飛行の技術
・機体の安全運航管理能力
これらの技術は、国土交通省の認可を受けた講習機関における実技講習を通して習得することができます。講習では、シミュレーターを使った事前訓練から実機を使った上級者向けの訓練まで段階を踏んで学習します。
ドローンスクールで国家資格取得に向けた講習を受講することで、高度な操縦技術を効率的に身につけることが可能です。
◆法的に認められた資格取得
ドローンの国家資格取得のメリットの一つは、法的に認められた資格を手にできる点です。
国家資格は、国が定めた一定の技能・知識を有することを証明する制度です。一等操縦士・二等操縦士の資格を取得すれば、国家から技能が認められた操縦士として位置付けられます。
一方の民間資格は、運営団体が独自の基準で認定している資格です。企業などで技術者を採用する際は、国家資格のほうが重視される可能性が高くなります。ドローンの国家資格を取得することで社会的な信頼性が高まり、キャリアアップのチャンスも広がることが期待できます。
◆ビジネスチャンスの拡大
ドローンの操縦に資格は必須ではありませんが、ドローンの国家資格を取得することで、以下のようなビジネスチャンスが広がります。
・ドローン撮影の請負業務:建設現場の空撮、不動産の上空からの撮影など
・インフラ点検業務の受注:橋梁や送電線の点検など、危険な作業の遠隔化が可能
・物流の自動化:医薬品や食品の運搬など、宅配で活躍
・農業の省力化作業:農薬の散布作業の自動化や、農作物の生育状況の監視など
このように、ドローンの活用は多岐にわたります。国家資格の取得により、高度な知識と技術を身につけることで、新たなビジネスへの可能性が広がるのです。
京都のドローンスクールで一等操縦士を目指す!適性と免許取得への道筋
ドローン一等操縦士を目指すには、適性と正しい資格取得への道筋を理解することが重要です。以下のような能力や資質は、適性が高いと言えます。
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空間認識能力と集中力
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機械や電子機器への理解
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安全意識と責任感
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臨機応変な状況判断力
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コミュニケーション能力
資格取得への道筋は以下のとおりです。
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基礎知識の習得:航空法規や気象、無線通信などの座学を学びます。
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実技訓練:シミュレーターや実機を使用し、基本操作から高度な飛行技術まで習得します。
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講習の受講:国の登録を受けた講習機関で、一等資格に必要な講習を受けます。
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受験:学科試験と実地試験に合格する必要があります。ただし、登録講習機関の講習を修了した場合は実地試験が免除されます。
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申請手続き:合格後、国土交通省に技能証明を申請します。
一等資格取得後も、3年ごとの更新が必要です。また、夜間飛行や目視外飛行などの特殊な飛行を行うには、追加の限定変更手続きが必要となります。
一等操縦士は高度な技能を要するため、十分な準備と継続的な学習が欠かせません。しかし、取得後はドローン業界で幅広く活躍できる可能性が広がります。
京都でドローン国家資格・免許取得を目指すならFREEBIRDドローンスクールへ
ドローンの国家資格である一等操縦士の資格取得者は、有人地帯での目視外飛行が可能になります。一等操縦士の資格は高度な知識・技術が必須ですが、ドローン配送などのビジネスチャンスを広げます。二等操縦士の資格でも、従来の飛行申請が不要になるメリットがあります。ビジネスでドローンを活用したい方は、ぜひ国家資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。
FREEBIRDドローンスクールは、一等操縦士・二等操縦士の国家資格取得を志す方へ理想の学びの場を提供します。免許取得に必要な知識と技術を、高度なカリキュラムと個別指導でしっかりと身につけることができます。
ただ教えるだけではない、一人ひとりに合った丁寧な指導が特徴です。操縦の基本から応用まで、それぞれのペースで習得することができます。また、Eラーニングを駆使して、忙しい日常の中でも、ご自身のスケジュールに合わせて学ぶことができる環境を整えています。
屋外での実地訓練では、実際の飛行環境を想定した練習を重ねることで、現場で直面する様々な状況に対応できる力を養います。風の影響を受ける実際の空の下で、ドローンを操る感覚を体得することができます。
さらに、将来的なドローン市場の需要についても、体験説明会で詳しくご案内します。免許取得後のキャリアプランまで視野に入れたアドバイスを受けることができるため、あなたの未来をしっかりと描く手助けとなるでしょう。
京都でドローンスクールをお探しの方、免許取得の手順や試験対策について知りたい方、教習で確かな技術を習得したい方、FREEBIRDドローンスクールがあなたの強力なパートナーとなります。ぜひ無料の体験説明会にご参加ください。
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